修の日記

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R32スカイライン クラッチトラブル 日常の出来事 考えてみた

クラッチが切れない時の対応 緊急対処法!!

2019/10/12

平成初期の日産FR車
シルビア、180SX、
スカイライン、
フェアレディZ
などに多いトラブルの一つに

クラッチペダルブラケットの破損があります。
(ペダルを車体に固定している金具が割れる、
または溶接がはがれる)

もし、このブラケットが走行中に壊れ
ペダルが正しく踏めなくなると

ギヤが入れられない、
抜くこともできない

という
とても恐ろしい状態になるんです。

なので、いつ壊れてもとりあえず生きて帰れるように
まず、心の準備をしておきましょう。

で、
実は、完全に壊れる前の段階で
前兆があるので、
その前兆が出てきたら要注意です。

前兆とは…
1.最近ギアの入りが悪くなってきた。
2.クラッチペダルを踏みこんだ時に異音(「ギ~」とか「ギギギギ」)がする。
3.ペダルを踏んでいない時にペダルを手で左右にゆするとかなりグラグラしている。
4.ペダルの戻りが悪い、または途中でひっかかる感触がある。

などが(全部ある場合もどれかだけの場合も)あります。

どれか当てはまる場合は
クラッチペダルブラケットが長くもたないかもしれません。

では、
走行中に突然壊れて
クラッチが切れなくなった時は
どうすれば良いのでしょうか??

★「クラッチを使わずにギアをニュートラルにする方法」です。

1.シフトレバーをニュートラル方向へかるく力をかけておき
アクセルを踏んだ状態から、急にオフする。
(するとギアがスルッと抜け、ニュートラルになる)

2.ハザードを焚いてから左によせて速度を徐々に落とし安全に停止する。

※もしうまく抜けない場合は…
3.ハザードを焚いてから左によせて止まる。
ギアが入ったままなので完全に止まる寸前はガクガクするが、
ブレーキを強く踏んでおき、エンストさせて止まる。
(サイドブレーキも併用すると確実)

無事に停車できたら、
レッカーなどの助けが呼べる人は
連絡して呼びましょう。

問題は
なんらかの理由で助けが呼べない場合はどうするかです。

もうこれは、
覚悟を決めて自力で帰ります。
なるべく他者に迷惑にならないように…

1.エンジン停止した状態ならば入るはずなので、
ギアを2か3速に入れておく、
セルを回す
一瞬ガクッとしてすぐエンジンは止まってしまうが、
何回か繰り返し徐々に進みだしたら
タイミング良くアクセルオンすると
そのまま発進してエンジンもかかる。

2.あまりスピードを出さずに進む

3.停止するときは最初の方法
(「クラッチを使わずにギアをニュートラルにする方法」の「2.」か「3.」)
で止まる。

これを繰り返して帰る。

※注意点は無駄に危険な思いをしない、させないように、
必ず帰るルートをよく考えて決めてから実行することです。

これでバッテリーが持つ限り、なんとか帰れると思います。

帰ってからの対処は部品の交換(強化パーツも有名です)
か、あるいは溶接ですね。

過去に自分も何回か故障、無理やり帰宅、修理しました。

似たトラブルにクラッチマスターシリンダーや
オペーレーティングシリンダーが劣化して
クラッチフルードが減ったり、無くなった時も

クラッチの切れが悪くなりギヤチェンジが
できなくなります。

そんな時にもこの方法でなんとか帰れると思います。

もちろんこの方法を強行した結果なにがあっても修は責任とりません(^-^;

 

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