修の日記

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R32スカイライン マニアックな修理と改造

キャリパーOHやってみよう3 組立て

2019/10/22

前回分解したキャリパー本体、ピストンなどを2日ほど灯油漬けにして汚れを落とし、自然乾燥させました。

シリンダー内側とピストンは微量のキズと汚れが残ったので、超鏡面コンパウンドで磨いて綺麗にしたあとにブレーキクリーナーで磨きカスを吹き飛ばしました。(磨きは方向性があるので注意!!ピストンの作動方向に磨いてはいけません)

その後キャリパー内に残った油分をシリンダーにキズを付けないように注意しつつエアーブローしたら消耗部品の組み付けです。

リア側からやってみる

オーバーホールキットに付属のグリス(白色)をシリンダーのピストンシールが収まる溝に隙間無くたっぷり塗ります。

ピストンシール自身にもグリスを全体に塗り、指を使ってゴミが混入しないよう注意しつつ溝にはめます。

グリスの付いて無い部分が有るとピストンがちゃんと動かないばかりか、シールも直ぐにダメになると思われる。

ピストンも全体にグリスを塗り

指でまっすぐ挿し込みます。斜めに無理やり差し込むとキズがついてピストンもキャリパーも使い物に成らなくなるのでジワジワと押す位置を変えながら…

次にキット付属のオレンジ色グリスをダストブーツに隙間無く充填します。

シリンダー外側の凸部分一周にダストブーツを引っ掛けたら…

ピストンリングをブーツの溝にはめます。

(ピストンリングとリングが収まる溝にもオレンジグリスを塗っておく)

1箇所組みあがり

これを
フロント4ポット×左右
リア  2ポット×左右
なので12箇所おこなう。

フロント用シールキットです。

フロント用はピンクのグリスしか付属していない…
グリスの量も少ないので別にグリスを購入しとけば良かった。

キット付属の説明書の内容だと、「シリンダーのピストンシール周辺とダストブーツ周辺にピンクグリスを使用、ピストンにはブレーキフルードを塗布し組み付けろ。」と書いてあるので、そのとおりに組んじゃった。
キットにその量しか付いてこないなら適量だよ、きっと(苦笑)

写り悪いけど完成

あとは車両に組み付けです。

…が写真を撮り損なってしまいました。(手が余りにも汚れたので撮るのやめた)

流れとしては…

1.前後ジャッキアップしてウマに車を載せタイヤを外す。
2.ブレーキパット、ピン、金具類を外す
3.キャリパーブラケットのボルトを緩める。
4.キャリパーを落とさないようにアーム類などにキャリパーを載せたままフレアナットレンチ使用でブレーキホースを外す。
5.外したホースからフルードが漏れてくるので指でフタをする。
6.オーバーホール済みのキャリパーにすばやくブレーキホースを接続する。
7.キャリパーをブラケットにボルトで固定する。
8.パッド固定後、ブレーキ配管のエア抜きをする。
9.タイヤを装着し、ウマから下ろして終了

今回は、ブレーキローターを新調したので、2のあとにローター交換が入りました。
(フロントはGTR用ローターに変更)
多少ローターサイズUPしたので見た目向上、…性能は重くなるので下がっているかと…^_^;

今後フルード漏れや不具合が無いか要経過観察

最後に注意!!  「ブレーキは命にかかわる部分なので自己責任で…」

R32 キャリパーオーバーホール 動画!! ↓

R32 キャリパーオーバーホール 動画!!

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